【大人バレエ】股関節の奥に重さを預けるイメージで、座る・立つときの感覚が変わった 

股関節のイメージを変え、坐骨で座る感覚や足裏への乗りやすさ、上体と頭の使い方の変化を表現した大人バレエのイメージ画像 身体の正解を探して

バレエでは、股関節を柔らかく使うことや、骨盤を安定させることが大切だといわれます。

でも、股関節を意識すると、つい脚を動かそうとしたり、骨盤を正しい位置にしようと頑張ったりしてしまうことはありませんか?

私も、身体の一部分をどう使うかに意識が向きがちでした。

そんな私が試しているのは、股関節の奥に重さをそっと預けるようなイメージです。

股関節の奥に何かを落とすように想像すると、私の場合、座るときには坐骨で座りやすく感じ、立つときには足裏にしっかり乗れるような感覚がありました。

さらに、後ろに傾いていたように感じる上体が前に向かいやすくなり、頭を「前に、上へ」と考えることもわかりやすくなりました。

なぜ股関節のイメージを変えると、ほかの部分の感覚まで変わるのでしょうか。

今回は、私自身の体験をもとに考えてみます。

股関節を動かそうとする代わりに、重さを預けるイメージを持つ

私が試しているのは、股関節まわりに力を入れて動かそうとするのではなく、股関節の奥へ向かって、脚や骨盤の重さをそっと預けるようにイメージすることです。

「股関節の奥に何かを落とす」という表現は、重さが静かに沈み、脚の付け根がゆるむような感覚を表しています。

もちろん、実際に関節の中で何かが落ちるわけではありません。身体の使い方を探るためのイメージです。

私の場合、このイメージを持つと、股関節だけでなく、座るときや立つときの感覚にも違いがありました。

座るとき、坐骨で座りやすく感じる

椅子に座ったとき、お尻の下に左右の骨の出っ張りを感じることがあります。これが坐骨結節、一般に「坐骨」と呼ばれる部分です。

私の場合、股関節の奥へ重さを預けるイメージを持つと、この坐骨のとがったところで座りやすく感じます。

また、骨盤が後ろに倒れて、腰や背中が丸くなるような感覚も少なくなりました。

骨盤を無理に立てようとしない

骨盤を立てようとすると、腰を反らせたり、胸を張ったりして、姿勢を作ろうとしてしまうことがあります。

でも、私が試しているのは、骨盤を直接立てようと頑張ることではありません。

股関節の奥へ重さを預けるイメージを持つことで、坐骨で座る感覚がわかりやすくなり、骨盤の傾きも変わったように感じるのです。

座る姿勢が変わると、骨盤の傾きや、身体にかかる力の分布も変化します。ただし、私が感じた変化の原因が、このイメージにあると証明されたわけではありません。

大切なのは、無理に姿勢を作るのではなく、自分の身体にどんな変化を感じるかを観察することだと思います。

立つとき、足裏にしっかり乗れる感覚

同じイメージを立った姿勢でも試してみます。

股関節の奥へ脚や骨盤の重さをそっと預け、そこから足裏へ重さが伝わっていくようにイメージします。

すると私の場合、足裏にしっかり乗れるような感覚があります。

足のアーチを持ち上げようとしたり、足裏全体に均等に体重をかけようとしたりするのとは、少し違います。

股関節へのイメージを変えることで、身体全体の支えられ方や、足裏に伝わる感覚が変わったように感じるのです。

立っているときのバランスは、足だけで決まるものではありません。骨盤や上体、頭なども関わりながら、身体全体でバランスを保っています。

ただし、足裏に乗りやすく感じることと、実際に理想的なバランスになっていることは同じではありません。感覚を手がかりにしながら、無理のない範囲で試すことが大切です

上体が前に向かいやすいと、頭の方向も考えやすい

もうひとつ、私が興味深く感じている変化があります。

それは、後ろに傾いていたように感じる上体が、前に向かいやすくなることです。

そして、上体が前に向かいやすくなると、「頭を前に、上へ」という方向性も考えやすくなります。

私の場合、上体が後ろにあるように感じるときには、頭を前に、上へという方向性がつかみにくくなります。

一方、上体が前に向かいやすくなると、その方向性を感じ取りやすくなるのです。

ここでいう「頭を前に、上へ」は、頭を前に突き出したり、無理に上へ持ち上げたりすることではありません。頭と首、背中の関係を考え、余計な力で身体の動きを妨げないための方向性です。

私にとっては、股関節の奥へ重さを預けるイメージを持つことが、上体や頭の使い方を考えるきっかけになっています。

ただし、これは私自身の体験です。股関節のイメージを変えれば、誰もが同じ変化を感じるとは限りません。

自分の身体で、違いを確かめてみる

気になった方は、日常の座る・立つ動作で、無理のない範囲で試してみてください。

1.いつもの座り方を観察する

椅子に座り、坐骨のどこに重さを感じるか、骨盤や上体がどのように感じられるかを確かめます。

背筋を伸ばそうと頑張る必要はありません。

2.股関節の奥へ重さを預けるイメージを持つ

股関節の奥に、脚や骨盤の重さをそっと預けるようにイメージします。

実際に関節を押し下げたり、骨盤を無理に動かしたりする必要はありません。

3.座るときと立つときの感覚を比べる

坐骨で座る感覚や、骨盤・上体の向きに違いがあるでしょうか。

立ったときには、足裏に重さが伝わる感覚や、頭を「前に、上へ」と考えやすいかどうかも観察してみます。

何も変わらなくても大丈夫です。違いを無理に作ろうとせず、自分の身体の反応を確かめてみてください。

股関節だけでなく、身体全体のつながりに目を向ける

今回、私が興味深く感じたのは、股関節の奥へ重さを預けるイメージを持つと、坐骨で座る感覚、立ったときの足裏、上体や頭の使い方にも変化を感じたことです。

股関節だけを何とかしようとするのではなく、身体全体のつながりに目を向ける。それが、私にとって新しい発見でした。

今回の体験だけで、なぜ変化が起きたのかを断定することはできません。それでも、自分の身体の感じ方を観察することは、バレエの動きを考えるひとつの手がかりになると思います。

皆さんも、姿勢を無理に作ろうとする代わりに、股関節の奥へ重さをそっと預けるように、身体へのイメージを少し変えてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

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