
「もっと脚を上げたい」
「もっと回りたい」
「もっと引き上げたい」
バレエをやっていると、
そんなふうに思うことがたくさんあります。
私自身もずっと、
“もっと頑張らなきゃ”
と思ってレッスンを受けてきました。
でも最近は、
「上達には順番があるのかもしれない」
と感じています。
頑張ることは、決して悪いことではない
私は、頑張ること自体は決して悪いことではないと思っています。
「もっと踊れるようになりたい」
「もっと良くなりたい」
そう思う気持ちは、
とても大切なエネルギーです。
ただ最近は、
“その頑張りを、どこに向けるか”
が大切なのではないか、と感じるようになりました。
以前の私は、
・お腹を固める
・肩を下げる
・腰を反らせる
・無理に脚を伸ばす
そんな方向に頑張ることが多かった気がします。
でも今は、
・身体を感じる
・呼吸を感じる
・支え合う感覚を感じる
そんな方向に意識を向けることで、
前より少しラクに動ける瞬間が増えてきまし
上達は、ピラミッドのように積み重なるのかもしれない
最近の私は、
バレエの上達は「ピラミッド」に少し似ている気がしています。
回転や脚の高さなど、
テクニックだけを頑張ろうとしても、
土台が不安定だと身体全体が苦しくなってしまうことがあります。
逆に、
・足裏の感覚
・呼吸
・身体のつながり
・軸や姿勢の感覚
そんな土台の部分が少し整ってくると、
無理に力を入れなくても動きやすくなる瞬間があります。
もちろん、これは正式な理論というより、
今の私が感じている「上達のイメージ」です。
でも最近は、
まず土台を育てることが、
結果的に上達を助けてくれている気がしています。

でも、「土台を整える」が難しい
ただ、「土台を整えましょう」と言われても、
“それが難しい…”
と感じる方も多いと思います。
私も最初は、
・何を感じればいいのか
・どこを意識すればいいのか
・力を抜くってどういうことなのか
よく分かりませんでした。
そんな時、
アレクサンダーテクニークやボディマッピングを学ばれている身体の専門教師の方から、
とても印象的なヒントを教えていただきました。
私にとって役立った「3つの場所」
それが、
・頭
・坐骨(ざこつ)
・足裏
この3つを感じる、という考え方です。
もちろん、これは私が自分で考えたものではありません。
教えていただいたことを、
実際にレッスンや日常で試していく中で、
「土台作りのヒントになるかもしれない」
と、私自身が感じるようになりました。
今の私にとっては、
この3つが身体の「軸」のヒントになっています。
以前は、
軸を“力で真っすぐにしなきゃ”と思って、
お腹や肩を固めてしまうことが多くありました。
でも最近は、
頭がふわっと上にあり、
坐骨が自然に下がり、
足裏が床につながる。
そんな3つの場所が支え合うことで、
結果的に身体の軸が整いやすくなる感覚があります。
もちろん、まだまだ練習中です。
でも、
無理に固めて作る軸より、
「身体が自然につながることで生まれる軸」
の方が、今の私にはラクに感じています。

足裏|頑張って踏むより、床を感じる
以前の私は、
床をしっかり踏まなきゃと思って、
無意識に足の指を握っていました。
でも、
「足裏全体が床に乗っている」
感覚を意識すると、
ふくらはぎや足の緊張が少し抜けやすくなったのです。
踏ん張るというより、
“床に支えてもらう”
感覚に近い気がしました。
坐骨|骨盤を固めなくてもいい
坐骨は、
座った時に椅子に当たるお尻の下の骨です。
私は姿勢を良くしようとして、
腰やお尻を固めてしまうことが多くありました。
でも、
「坐骨が足裏に向かって自然に下がる」
イメージを持つと、
骨盤まわりが少しラクになりました。
無理に締めるより、
骨が自然に積み重なる感じです。
頭|力で引き上げない
「引き上げて」と言われると、
私は首や肩に力が入りやすくなっていました。
でも、
“頭がふわっと上に浮かぶ”
ような感覚をイメージすると、
首の後ろが少しラクになります。
頑張って持ち上げるというより、
自然に上にある感覚です。
土台は、少しずつ育っていく
まだまだ私も練習中です。
でも、
・足裏
・坐骨
・頭
この3つを感じることは、
私にとって身体の土台を育てる大切なヒントになっています。
もし、
「頑張っているのに苦しい」
「力を抜く感覚が分からない」
そんなふうに感じている方がいたら、
まずは身体の中の3つの場所に、
そっとスポットライトを当ててみるのも良いかもしれません。
