以前の記事で、頭と坐骨、そして頭と足首がそれぞれ離れていく、二等辺三角形のイメージについて書きました。
この考え方は、今の私にとって、これから身体を使っていくうえでの大切な指針になっています。
今回は、そこからもう一歩進んで、身体の軸や重心の前後の位置について考えてみたいと思います。
私の身体の軸は後ろに寄りやすい
私は以前から、自分の身体の軸や重心が、少し後ろに寄りやすいと感じています。
頭と坐骨、頭と足首が離れるイメージを持っていても、長年染み込んだ身体の癖は、そう簡単には変わりません。
気をつけているつもりでも、いつの間にか軸が後ろ寄りになってしまうことがあります。
特に、かかと側に重さが偏るような立ち方では、足首の後ろ側にあるアキレス腱周辺にも負担がかかるのではないかと考えています。
もちろん、重心が後ろに寄れば必ずアキレス腱に負担がかかるというわけではありません。
ただ、私自身の身体の使い方を考えると、かかと側に頼りすぎないことも大切な課題だと思っています。
背骨の軸は棘突起ではなく椎体を意識する
以前、アレクサンダーテクニークの先生から、背骨の軸を考えるときには、背中側に突き出している棘突起ではなく、その前方にある椎体を意識するということを教わりました。
解剖学的に見ると、椎体は背骨の前方にある部分で、身体の重さを支えるうえで重要な役割を持っています。
一方、棘突起は背骨の後方に突き出した部分で、筋肉や靱帯などが付着しています。
先生から教わったのは、背中側の突起ではなく、椎体のある位置を軸としてイメージするという考え方でした。
私は、身体の重さを受け止める背骨の構造を考えると、この説明に納得できるものがありました。
ただし、実際の身体の軸が椎体だけを通る一本の線として決まっているわけではありません。
ここでは、背骨の構造を意識するための身体のイメージとして捉えています。
今は少し前に軸を感じてみる
私の場合、もともと軸が後ろに寄りやすいのであれば、今は少し前に軸を感じるくらいでもよいのではないかと思うようになりました。
具体的には、顔面骨の前を通る額から、頭頂部を通るようなイメージです。
そして、胸郭の前面にある胸骨にも意識を向けます。
そこから腰椎、坐骨へと身体のつながりを感じ、さらに太ももの前面、すね、両くるぶしの間から足の甲から足の裏へ身体の重さがつながっていくようにイメージします。
これは、実際の重心線が必ずこの場所を通るという意味ではありません。
解剖学的な骨の位置と、私が身体の軸を感じるためのイメージは分けて考えています。
私にとっては、後ろに寄りやすい身体の感覚を見直すための一つの目安です。
かかとだけに重さを預けるのではなく、足裏全体で床を感じることも意識しています。
前に倒れようとするのではなく、頭は上方へ、身体の長さを保ちながら、胸骨から足元までのつながりを感じてみる。
そんな身体の使い方を試しています。

頭と坐骨、頭と足首が離れるイメージも大切にしたい
以前の記事で書いた、頭と坐骨、頭と足首がそれぞれ離れていく二等辺三角形のイメージ。
これは、今回考えている身体の軸ともつながっています。
頭と坐骨が近づいて身体が縮んでしまうのではなく、頭と坐骨が離れていく。
頭と足首も同じように、互いに離れていく。
その広がりを感じながら、身体の前後のバランスにも目を向けていきたいと思っています。
一つの場所を無理に固定するのではなく、身体全体のつながりの中でバランスを探していくことが大切なのだと思います。
正解を決めず、自分のバランスを探していく
長年の身体の癖は、すぐには変わらないものです。
だからこそ、今まで後ろに寄りやすかった私にとっては、少し前に軸を感じるくらいで、今はよいのかもしれません。
もちろん、実際に前に行き過ぎていると気づいたら、また身体の状態を観察し、少しずつ意識を調整していけばよいと思っています。
最初から完璧な位置を決めるのではなく、自分の身体の反応を観察しながら、新しいプランを考え、微調整していく。
以前から大切にしている、頭と坐骨、頭と足首が離れる二等辺三角形のイメージも忘れずに、これからも自分に合った身体の使い方を探っていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント