答えの出ない「暗闇」を歩いた若き日
19歳でバレエを始めた頃、私はいつも迷いの中にいました。
先生に言われたことがどうしても身体で表現できず、一人で悩んでいた時期がありました。
当時は、どれだけ考えても「正解」が見つからず、まるで出口のない暗闇をがむしゃらに歩いているようなもどかしさを感じていたのです。
仕事との両立で、思うように稽古に行けない時期もありました。
今の自分が見つけた「身体の言葉」
しかし50代になった今、私はようやく「身体の正解」に近づきつつあります。
バレエの先生からの指導を、アレクサンダー・テクニークやボディマッピングの知識を使って、自分なりに「身体の言葉」へ変換できるようになったからです。
「そうか、骨をこう使えばいいのか!」と、自分で探究し、身体が少しずつ変わっていくのを実感できる。この「わかる楽しさ」こそが、今の私を支える大きな喜びです。
今、この瞬間を踊れることへの感謝
そして今、強く感じていることがあります。
日々の生活の中で、こうしてバレエに向き合える時間は、決して当たり前のものではありません。
健康であること、踊るための時間を作れること、そして素晴らしい先生方や、私の視点を変えてくれた良書との出逢い……。
それらがすべて揃って、今の私のバレエがあります。
若い頃の迷いを知っているからこそ、今この瞬間を踊れることが、私にとって何よりも尊く、大切なことなのです。


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