大人バレエの永遠のテーマ「骨盤後傾」と「反り腰」のループ
19歳からバレエを始め、50代になった今もなお、私は自分の体に「あるクセ」があることを感じていました。
それは、「骨盤が後傾して、膝が曲がりやすく、背中の後ろ、肋骨下部が落ちやすい」ということです。
バレエのレッスン中、先生からよく「出っ尻」を注意されることがあります。
「骨盤を立てて!」と。
でも、私の場合、その言葉を聞いて骨盤を立てようとすると、今度は腰椎が反りすぎてしまうのです。
骨盤が倒れているものを無理やり立てようとして、腰に負担がかかっている状態でした。
[足の付け根を伸ばしてと言われるけれど……]
また、別の先生には、「足の付け根(鼠径部)を伸ばすように」と注意されたこともありました。
その言葉通りにしようとすると、後ろから骨盤を押し込むような動作になり、結果的にタックイン(お尻を中に入れる)をより強調している気がして、「何かが違うなぁ……」とずっと違和感を感じていました。
(私の理解力が足りていないこともありました。)
[アレクサンダー・テクニークでの衝撃的な気づき]
そんな時、最近受けているアレクサンダー・テクニークのワークショップで、先生がよく口にする言葉がありました。
「余計な力を抜くこと」
「動くとしても極端ではなく、数ミリ単位で」この言葉を聞いた時、私は自分の体で試してみることにしました。
「私はどこに力が入っているんだろう?」
そうやって体を観察した時、衝撃的な事実に気づいたのです。
それは、「私は常にお尻と股関節周り(鼠径部)に、常習的な力みを入れてしまっている」ということでした。
「座り方」のクセがバレエでも起きていた。
私は以前から、座る時に「坐骨」ではなく、お尻の後ろ側、つまり「仙骨」寄りで座ってしまうクセがありました。
これこそが骨盤後傾の直接的な原因です。
この座っている時の「骨盤が後ろに倒れた状態」が、実は立っている時にも同じように起きていて、その状態を支えるために、股関節周りをガチガチに力ませていたのでした。
頑張るのをやめたら、骨盤が「有利な場所」へ「だったら、この力みを手放してみたらどうなるだろう?」そう思い、立っている姿勢でお尻と足の付け根(鼠径部)あたりを
「ふぅ〜〜〜〜〜っ」と緩めてみました。
意識して「骨盤を立てよう」とはしていません。ただ、力みを緩めただけです。
すると、どうでしょう。骨盤が自ら、まるで正しい居場所を知っているかのように、自然と良い場所に移動してくれたのです!
無理に良い姿勢を作ろうとしていないのに、
結果的に、私がずっと「なりたかった姿勢」になっていました。
この時、「あ、これが私のクセなんだ」と身体でわかった気がします。
[プリエもジャンプも劇的に楽になった!]
今でも気づくと、股関節周りがガチガチに力んでいます。
でも、そのたびに「意識して抜く」のではなく、アレクサンダー・テクニークの先生が言われるように「力みを抜くことを思い出してみる」ようにしています。
この「股関節が緩んだ状態」は、バレエにおいても非常に「有利な状態」です。
股関節が良く屈曲してくれるようになり、プリエがとてもやりやすく、ジャンプも高く飛べるようになりました。
骨盤を「立てよう」とするのをやめて、股関節を「緩める」こと。
これが、50代でやっと見つけた、私なりの「骨盤の有利な状態」を作る方法です。


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