バレエで疲れにくい身体の使い方

身体の正解を探して

「頑張る」より先に、気づいてみる

バレエを踊っていると、

「もっと引き上げなきゃ」
「もっと綺麗に立たなきゃ」

と、つい頑張ってしまうことがあります。

でも実は、その“頑張り”が、身体を疲れやすくしていることもあります。

私自身、パソコンを打っている時に、気づくと口の中や顎のあたりに力が入っていることがありました。

「そんなところ力んでたんだ」

と思ったのですが、よく観察してみると、バレエの時も同じように力が入っていたんです。

すると、呼吸まで少し浅くなっていました。

今回は、そんな小さな「力み」に気づくことで、身体が少しラクになるお話です。

気づいていない力みは意外と多い

バレエでは脚やお腹に意識が向きやすいですが、疲れやすさは“別の場所”から始まっていることがあります。

例えば、

・口の中
・顎
・首
・肩
・指

など。

「動きに関係なさそうな場所」が、知らないうちに頑張っていることがあります。

身体は全部つながっているので、一部分が力むと、他の場所まで少しずつ固まりやすくなります。

「脚を頑張っているつもりだったけど、実は顎まで頑張っていた」

ということも、意外とあります。

 観察ってなに?

ここでいう「観察」は、

「良い・悪いを判断すること」

ではありません。

ただ、

「今ここに力が入ってるな」
「呼吸が止まってたな」

と気づくことです。

無理に直そうとしなくても大丈夫です。

まず気づくだけでも、身体は少し変わり始めます。

 なぜ“気づくだけ”で身体は変わるの?

脳は、一度にたくさんの場所が力んでいると、

「どこが本当に必要な力なのか」

を区別しにくくなるそうです。

でも観察すると、

「ここ、そんなに頑張らなくても大丈夫かも」

と脳が気づき始めます。

すると、必要以上の緊張が少しずつ減っていきます。

私はこれを、

身体の中に少し空きスペースができる感じ

だと思っています。

ギュウギュウだった身体に、少し余裕が戻る感じです。

 疲れにくい人は「頑張り続けていない

疲れにくい人は、ずっと力を入れ続けているわけではありません。

必要な時に働いて、
必要ない時には抜けている。

だから長く動いても苦しくなりにくいんです。

逆に、ずっと全力で固めていると、身体は早く疲れてしまいます。

「もっと頑張らなきゃ」

の前に、

「今どこが頑張りすぎてるかな?」

と観察してみるだけでも、身体は変わり始めます。

 今日からできる小さな観察

レッスン中でも日常でも大丈夫です。

まずは一度だけ、

「今、どこが頑張ってるかな?」

と、自分に聞いてみてください。

もし口の中や顎が固まっていたら、

「そんなに頑張らなくて大丈夫だよ」

と、少しだけゆるめてみる。

それだけでも、呼吸や立ちやすさが変わることがあります。

 まとめ

バレエは、美しさを追いかける芸術です。

だからこそ、知らないうちに“頑張る癖”が増えてしまうこともあります。

でも、本当に疲れにくい身体は、

無理に固めた身体ではなく、

必要な時に動ける“余裕のある身体”なのかもしれません。

まずは今日、

「私は今、どこを頑張っているかな?」

そんな小さな観察から始めてみませんか。 

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